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Category: 航空分野

第20回高度技術・技能展 おおた工業フェア 参加レポート

(公式HP)http://www.pio-ota.jp/k-fair/20/

第20回高度技術・技能展 おおた工業フェア
探索者だけが、発見する ~大田区の技術と出会う展示会~

1. はじめに
第20回おおた工業フェアは、探究者だけが、発見する~大田区の技術と出会う展示会~をコンセプトに、
2016年2月4日(木)~6日(土)の3日間、東京都大田区産業プラザPiOで開催された。

大田区ブランド、航空・宇宙、樹脂・セラミック加工、機械要素、表面加工、切削加工、電気電子などに
関わる技術や製品が出展された。来場者数は、平日が休日を上回り、その数からよりダイレクトに受注に
繋がる商談があったことが伺える。企業が得意とする分野を前面に出しており、マッチした企業が見つかれば、
絶好の機会であると言えるだろう。
本稿では、特に航空・宇宙、機械加工の面に焦点を当てて報告する。

2. 出展企業(取材分)
【航空・宇宙】
アルミやSUSの加工を得意とする企業で、アルミ、SUS、真鍮の在庫は70~80トンにもなる。
【樹脂・セラミック加工】
樹脂による加工製品を展示。樹脂の切削加工を専門とする企業。製作は、25℃に管理された設備で生産される。
材質は、PTFE、フッ素樹脂であり、耐熱性、耐久性に優れる。用途に応じて、カーボン含有量を変更し、
必要な強度を持った製品を生産することが可能。

【航空・宇宙】
取扱製品はゴムシートで、ボーイング787窓枠のゴムシートを生産。JIS、ISO、NADCAPを取得済。
7年前にゴム製品を航空産業に進出させた。

3. 特別講演
ispace代表 袴田氏講演
賞金レース”Google LINAR XPRIZE”への挑戦をしている。月面探査チームHAKUTOを立ち上げ、現在開発中。
2017年末までに「月面500mを移動、HD映像を地球に送信する」ことがミッションである。
宇宙事業の方針について、NASAでは、「宇宙開発は民間に任せる」方針などから、
今後はよりハードウェアが小さくなり、軽量化、小型化、再利用かを進めることになりそうだ、とのこと。

4. 所感
訪れたのが土曜日(一般開放日)であったためか、地元民の見学者が多く、商談をしている姿は見られなかった。
ただ出展者側は営業関連職のスタッフが平日から通しで出られている様子。出展企業は多岐に渡り、看板通り
大田区の製造メーカーが参加している印象だった。商談風景こそ見学できなかったが、中小工場と取引を
持ちたいとかお目当ての企業がある場合には良い機会になりそう。
また展示内容としては医工・航空宇宙など先端テクノロジーを目玉に構成部品は町工場で作っているんだぞ、
というアピールがされると同時に下町ボブスレーの展示などもされており、一般来場者も主眼に置いたディスプレイも実施されていた。
袴田氏の講演では、普段わたしたちが日常生活を送っている間にも、さまざまな企業や団体が宇宙を生活や
産業の場にすべく活動しているのだと知ることが出来ました。
今後、宇宙産業が発展していくことを考えると、民間企業の宇宙産業への進出が加速され、裾野も広がっていくだろう。
厳密な規制や規格が少なく小ロット多品種で様々な部品に需要の持つ宇宙分野こそ、民間のある技術に
特化した企業の技術を活かすことができるのではないだろうか。

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