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Category: 宇宙分野

G空間情報×宇宙技術利活用ビジネスコンテスト参加報告

総務省主催
G空間情報×宇宙技術利活用ビジネスコンテスト参加レポートを公開

※本記事は公開期間終了後削除します。

 

3/15東京品川プリンスホテルにて開催された、
「G空間情報×宇宙技術利活用ビジネスコンテスト」について報告する。

まず初めに本イベントは下記要項で企画された物である。
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1 背景
総務省では、地域課題の解決や地域経済の活性化に資する、G空間情報といった宇宙技術から得られるデータを活用した新たなサービスやビジネスの創出に必要な人材の育成を目的として、「G空間情報×宇宙技術利活用ビジネスコンテスト」を開催いたします。

総務省では、IoT、ビッグデータ、AI、G空間情報等の新たな技術の活用による地域課題の解決や地域経済の活性化を図るため、平成28年9月より「地域IoT実装推進タスクフォース」を開催しており、G空間情報の利活用については特に成功事例の全国的な普及展開を進めてまいりました。
また、平成28年度には官民等が保有する地理空間情報をワンストップで自由に組み合わせて入手できる「G空間情報センター」の運用が開始され、平成30年度には準天頂衛星4機体制の本格運用が始まる等、G空間情報の利活用に関する環境整備も進展しています。
本ビジネスコンテストは、今年度北海道及び広島県において開催した「地理空間情報×宇宙技術の利用促進を図るためのIoT人材育成セミナー」の参加者から提案のあったG空間情報や宇宙技術に関するビジネスアイディアを発表、表彰することで、人材の育成を図り、更にはセミナー開催との一貫したプロセスにおける、人材育成手法を確立することで、今後のG空間情報利活用の更なる進展を目指すものです。

2 開催概要

主催
総務省 情報流通行政局 地域通信振興課
実務
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 社会システムコンサルティング部

(1)日時
平成30年3月15日(木) 10:00~19:30(17:15より交流会として)

(2)会場
品川プリンスホテル(東京都港区高輪4丁目10-30)
メインタワー15階 トパーズ

(3)内容
1.参加チームからビジネスアイデアの発表
2.チューターによる講評
3.審査結果の発表及び表彰
4.意見交換会(17:15~)
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※=枠内当該イベントHP(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000158.html)より抜粋

実際に公開されたビジネスアイデアについて
発表①「データマッチングによるオープンイノベーションの加速」
「INception」
発表②「TRIP THE WORLD」
「チーム岡山大学文学部」
すごろくと連携した「桃鉄」型のVR旅行体験の提案(銅賞)
発表③「冬季事故リスク関連情報の共有サービス「ICE SITE」」
「JINGISUKAN」
(銀賞)
発表④「Shudo-Drive」
「もみってる?…もみろうや!!」
20代前半までの若者向け安全運転推進(スマホ)アプリ。
ビックデータを警察に販売、また個人の自賠責保険と連動するサービスを保険会社展開したい。
→道路標識のIoT化が必要となるが、そちらのほうがむしろ金になるのでは?
発表⑤「スマホアプリ「aruku」」
「アポロ420」
お年寄りが一歩歩くと一人当たりの医療費が0,061円下がるという試算に基づき、
自治体の医療費低減を現金化するアプリ
年々お年寄りが増える中で相対的に医療費が下がったことをインプルーブする必要あり。
発表⑥「リモートセンシング·GIS技術を用いたパームオイルに関する国際認証RSPOの取得支援」
「酪農学園大学」
カンファレンスではかなり注目を浴びたように見受けられた。
分解能1.2mクラスの衛星画像を購入し、ドローンによる観察と合わせて
高品質かつロスの少ないプランター管理を提供。
発表⑦「セルフワーキング·ラスト·トリック」
「津山高専システム研究部」
宇宙葬。会場ではプレゼンのうまさで金賞を取ったが、
ビジネスとして果たして裾野を広げ大きなものに出来るかは
大きな疑問がある。
発表⑧「Drone Sky Writing」
「1班」
ドローン群体による企業名などのライトアップ(ライトダウンと呼んだほうが正確か)

出席者については確認できた範囲となるが下記の通りである。
新藤義孝衆議院議員
小林史明総務大臣政務官
総務省
宇宙システム利用開発推進機構
野村総合研究所(野村証券G)
NEC
岡山大学
広島修道大学
酪農学園大学
津山高専

チューター(審査員)
小塩 篤史氏
事業構想大学院大学 研究科長・教授
小正 瑞季氏
リアルテックファンド グロースマネージャー
福本 塁 氏
(株)ウイングベース 取締役 青山学院大学 地球共生社 会学部 非常勤講師
神武 直彦氏
慶應義塾大学大学院 システ ムデザイン・マネジメント研究科 准教授
萩野 泰士氏
日本IBM Developer Advocate, Digital Businesses Group

◎所感
先に記載した抜粋の通り、本イベントの参加学生は本格的に宇宙技術に知見がある人間ではなく、みちびきというGPSやこのクラスの解像度の衛星画像があるよといった知見をベースにビジネスモデルを組み立てている。
そのため技術的にはあまり難しい内容ではなく、お金さえあればすぐに始められるものが多かった。(とは言え、5年間で数億単位の金額が掛かる)
見積もりについては学生らしい甘さで過分に再検討の余地あり。(チューターに指摘されているチームも複数)
エンジニア畑でない人間を集めてビジネスコンテストを行ったこと自体は非常に革新的であるが、出てきたアイデア自体に新味があまり感じられる内容がなかった。
ただ、こういったアイデア出しを継続的かつ広範な異分野の人間に行ってもらっていくことにより、確実に宇宙利用のすそ野が広がっていくことは間違いなく、持続的な取り組みが重要と感じられる。
またJAXA人材がまったくいない中で開催されたイベントであった点は特記しておく。

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